東川史治
東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。卒業後5年に亘りイタリア・ミラノに留学。帰国後は東海地方を活動の場とする。合唱指導者として1988年より四日市シンフォニックコーラスと共にあり、現在、合唱長を務める。これまでにメサイアをはじめとする四日市シンフォニックコーラスが演奏する管弦楽付き合唱曲の指導を行い、指導した楽曲数は40曲あまりに達している。自らも管弦楽付き宗教曲を中心に指揮。A.スカルラッティとG.B.ペルゴレージ「スターバト・マーテル」、モーツァルト「レクイエム」「戴冠ミサ」「大ミサKV427」「荘厳ミサKV337」、ヘンデル「メサイア」「マカベウスのユダ」、ベートーヴェン「ハ長調ミサ」、ロッシーニ「小荘厳ミサ」「スターバト・マーテル」等、少なからぬ楽曲を手がけ、オペラでもマスカーニ「カヴァッレリア・ルスティカーナ」やメノッティの作品等を指揮している。一方、バリトン歌手としてオペラで魔笛(パパゲーノ)フィガロの結婚(フィガロ)、ラ・ボエーム(マルチェッロ、ショナール)、カルメン(エスカミーリョ)、ジャンニ・スキッキ(題名役)、アイーダ(アモナズロ)、蝶々夫人(シャープレス)等他多数に出演し性格的バリトンとして評価を得る。オペラ制作でも、四日市市民オペラを中心にその制作責任者として数々の公演や企画を成功に導いている。四日市シンフォニックコーラスと共に、四日市市民オペラ制作統括、混声合唱団カンタービレくわな音楽監督を務める。